イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザでは、まもなく断食月のラマダンに入る予定で、さらなる緊張の激化が懸念されています。

ラマダンはイスラム教にとって1年で最も神聖な月で、反イスラエル感情が高まることからガザでの緊張の激化が懸念されています。

アメリカなど戦闘停止をめぐる交渉の仲介国はラマダン前の合意を目指していて、10日ごろとされるラマダンの開始が迫る中、バイデン大統領は、アメリカメディアのインタビューで「合意の可能性は常にある」と話しました。

ロイター通信によりますとハマスの指導者ハニヤ氏は9日声明を出し、「再び自由を得るまで戦いつづける」と強調しています。

一方、イスラエル首相府は9日、「ハマスは合意に興味がないかのようだ」として「ラマダンの間、住民を犠牲にして地域に火をつけようとしている」と非難しています。