アメリカのバイデン大統領は8日、パレスチナ自治区・ガザでの戦闘停止について、今月10日ごろに始まるイスラム教の断食月ラマダンまでの実現は「厳しそうだ」との見方を示しました。

アメリカ バイデン大統領
「(Q.ラマダンまでに停戦できそうですか)厳しそうだ。でも…」

バイデン大統領はこのように述べて、幸運を祈る意味のジェスチャーを見せました。

イスラエルとハマスの戦闘停止や人質の解放を巡る交渉は、仲介役のアメリカやエジプト、カタールが今月10日ごろに始まるラマダンまでの合意を目指していましたが難航しています。

また、バイデン大統領はガザへの人道支援物資の搬送拠点として設置することを表明した臨時埠頭の警備をどの国が担当するのかを聞かれ、「イスラエルだ」と話しました。