中国政府でウクライナ問題を担当する李輝ユーラシア特別代表がロシアのガルージン外務次官と会談し、政治的解決に向けて「協議を促進する努力を続けたい」と述べました。

中国外務省によりますと、李輝ユーラシア特別代表は2日、モスクワでロシアのガルージン外務次官と会談し、ウクライナ問題について「いかなる紛争も最終的には交渉によって解決されるべきだ」と述べました。

そのうえで、政治的解決に向けて「ロシアやウクライナ、そのほかの関係者の共通認識を構築するために協議を促進する努力を続けたい」と強調しました。

これに対し、ガルージン氏はウクライナ問題が交渉によって解決されるべきとの認識に同意し、「今後も中国側との意思疎通を強化することを希望する」と述べたということです。

李輝氏は、ロシアのほかにウクライナ、ポーランド、ドイツ、フランスなどを歴訪する予定です。