自民党の派閥の裏金事件を受けた衆議院・政治倫理審査会について、岸田総理がきょう、自らの審査を申し出ました。これを受け、与野党は政倫審をあすとあさって、完全公開で開催し、岸田総理ら6人を審査することで合意しました。

岸田総理
「自民党総裁として政倫審に自ら出席し、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたいと考えております」

けさ、現職の総理大臣として初となる政治倫理審査会への出席を表明した岸田総理。背景には強い危機感がありました。

岸田総理周辺
「与野党で駆け引きし過ぎて、身動きが取れなくなってしまった。岸田総理は、こういう状況を続けていては国民のためにならないと思っている」

政倫審の開催をめぐっては、野党が「公開」を求める一方、審査を申し出た安倍派と二階派の幹部5人が「非公開」を譲らず、膠着状態が続いていました。

総理周辺によると、岸田総理は出席を周囲に相談することなく独断で決めたということですが、これを受け、5人とも岸田総理と同様の形で出席する意向を固めました。

立憲民主党 寺田学 政倫審筆頭幹事
「ここまで時間と、総理大臣まで出てくるということをしないと、全面公開の場で自らにかけられた嫌疑について述べることが出来ないのかというのは、組み立てに関わった者として、ほとほと正直呆れた部分はあります」

与野党は午後、政倫審の開催をめぐり協議し、あす、岸田総理と二階派の武田元総務大臣、あさって、安倍派幹部4人を完全公開で審査することで合意しました。

15年ぶりとなる政治倫理審査会。果たして、裏金事件の真相に迫ることはできるのでしょうか。