アメリカの司法当局は21日、核兵器の製造に使用されるプルトニウムなどの核物質を密売しようとしたとして、「ヤクザの組織の幹部」とする日本人の男を起訴したと発表しました。
アメリカの司法当局によると、起訴されたのは日本国籍のエビサワ・タケシ被告(60)で、おととし、麻薬や武器を不法に売買しようとしたとしてニューヨークで身柄を拘束されています。
エビサワ被告はミャンマーの反政府勢力の代理人として動いていたとされますが、イランの軍幹部を装ったおとり捜査の過程で「核物質」を密売しようとしていたことが判明。
押収した物質をアメリカの研究所で調べたところ、核兵器の製造に使えるレベルのプルトニウムだったことが確認されたということです。
核物質の入手ルートなどについては明らかにされていません。
アメリカ司法当局はエビサワ被告について「ヤクザ組織の幹部」と指摘しています。

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