去年の八冠達成時にも最終局の場所となっていた常磐ホテル。



直前の対局で勝敗が決したため、歴史的快挙の舞台にはなりませんでしたが、これまで数多くの名勝負を見守ってきました。



西垣友香キャスター:
「決着の舞台にふさわしく、こちらには将棋にちなんだ展示コーナーもあります。将棋ファン垂涎の品々です」

「名人の小径」と題された場所を、30年に渡り常磐ホテルでの対局を見守ってきた小沢さんに案内してもらいました。



西垣友香キャスター:
「こちらは山梨県出身、米長邦雄永世棋聖の色紙ですね。なんて書かれているんでしょうか?」
常磐ホテル 小沢行広営業部長:
「お弟子さんにも聞いてみたら『三年の蓬』だそうです」
「蓬というのが聞いた話によりますと、3年 生き永らえられている蓬は珍しいんだそうです。そんなことで揮ごうの時に三年の蓬と書いてらっしゃったようですね」

また棋士として初めて国民栄誉賞を受賞した羽生善治現将棋連盟会長の写真からは、勝負師の風格も感じられます。


常磐ホテル 小沢行広営業部長:
「姿勢がすごくきれいですね、揃っている。4年の歳月のずれがあるんですけれど、ずっと変わらない姿勢で初手を打っている。美しいですね」

なかでも小沢さんのおすすめはタイトル戦のポスターです。

モノトーン調のアップで表現されたポスターについては…。

常磐ホテル 小沢行広営業部長:
「最近では専用のセッションを組んで撮影しているみたいですよ。これなんて前回の叡王戦のポスターですが、私も瞬間的にビートルズのジャケットを思い出してハーフシャドウ、ビートルズみたいと思ったんです」


一方、今回の叡王戦のポスターは1本の満開の桜の木を背景にスーツ姿で佇む2人がデザインされています。

常磐ホテル 小沢行広営業部長:
「特に今回に関しては藤井さんと伊藤さんというフレッシュな対決ですから、スーツのCM見たいですよ。若い二人ならではです」

そして今回注目なのは…