初詣のお作法は・・・?

住職によると、おさい銭の金額に定めはないものの、大切なのは、奮発したからと言って「見返り」を求めないこと。この寺では薬師如来が祭られているため「南無薬師如来」と3度唱え、手を合わせるといいそうです。

さて、このお寺の珍しい風習とは?

住職「大黒様に直接、油をかけるという作法がございます」
永岡「仏像にお水をかけるのはよくありますけど、あのイメージで油をかける?」
住職「そうです、そのイメージで…油をかける作法がございます」

仏像がある場所を訪ねると…

永岡「すごい、ごま油がびっしりと大黒様の周りに置かれています。参拝される方が持ってこられたりとか?」

住職「そうですね」

永岡「全部ごま油ですけど、ごま油がいいんですか」

住職「昔ごま油が大変貴重だったということで」

周りの油をすくい、頭にかけていきます。大黒天は、商売繁盛・出世開運などをつかさどります。

さて、ちょっと話はそれますが、実は住職、大黒様についた長年の油が気になって、2~3年前に洗浄したそうです。

住職「けっこうびっしりとついてまして…重曹で丁寧に高圧洗浄させていただきました。もともとはなかった大黒様の表情とかもくっきりと浮かび上がりまして、喜んでいただけたんじゃないかなと思います」

24時間いつでも参拝できます。