きのう亡くなった伊集院静さんは元高校球児でした。そんな伊集院さんが願ったのが、「黒い霧事件」でプロ野球を永久追放された、同じ山口県出身の天才投手の復権でした。
池永正明さんの35年ぶりの復権間近の取材を再構成しました。(2005年取材・放送)
35年ぶりに復権へ、作家からのエールです。野球とばくの黒い霧事件に関わったとして永久追放された下関商業高校出身で元西鉄の投手、池永正明さんは復権の日が近づいています。
池永さんをペンで応援してきた防府市出身の直木賞作家、伊集院静さんは池永さんへの思いをつづりました。
池永さんが高校時代に注目を集め始めたとき、伊集院さんは中学生でした。
その速球と堂々とした姿に、貫禄のようなものさえ感じていた。エッセイにはそのような一節が登場します。
山口県防府市出身の伊集院さんは、元高校球児であの池永正明さんのことを気にかけてきました。
池永さんは、下関商業のエースとして甲子園で優勝、西鉄ライオンズに入団し新人王、最多勝、5年余りで103勝と大活躍しました。
天才投手・池永に伊集院さんは
伊集院さん
「パ・リーグの猛者に向かっていく逃げない、投法というのはねえ、チャレンジ精神旺盛なピッチャーだったと思う。だからみんなに支持されたと思う」
そんな池永さんの人生を変えたのは1969年に起きた暴力団がからむ野球とばくの黒い霧事件。
先輩から、「借金がある。助けてくれ」と八百長を頼まれ、100万円を押し付けられたのです。球界の調査で、八百長試合はありませんでしたが・・・
(球界幹部会見)
「池永ら3人は永久追放」

池永さん(23歳当時)
「絶対やってないんだ、神に誓って。それで永久追放なら仕方ない」













