友人の誘いで…山登りから校歌山へ
松永さん
「10何年か前に友達に誘われて、山に登ったのがきっかけですね」

これまでに登頂した山は600座以上。趣味に没頭していく中で、次第に校歌山に興味を持つようになりました。
校歌の調査は地道に一歩ずつ
松永さん
「これがまず調べた学校の校歌の資料ですね」

山登り同様、作業は地道に一歩ずつ進めました。校歌を見つけてはファイリングとテキスト化の繰り返しです。
スタッフ
「もしかして小中高全部の校歌を?」
松永さん
「そうですね。小中高、全部歴史を追ってます」
さらに驚いたのは、すでに無くなった校歌も含め全部で900校も調査しているということ。足繁く図書館に通うも、一部(70校程度)は現在も調査中だそうです。
スタッフ
「心なしか山登りより大変そう?」
松永さん
「きついのは山登りですけど、大変なのはどりかというとこっちも大変になってます」
ふるさとのシンボル織り込んだ校歌を後世に
それでもこの度、本を作るに至ったのは、調べていくにつれ、ふるさとのシンボルを歌った素晴らしい校歌を後世に伝えたいと思ったからだそうです。

旧別府小学校校歌(美祢市)
♪桜の丘の僕たちは
花尾の山の子どもです
校歌山=花尾山

俵山小学校校歌(長門市)
♪かがやく高嶺
名は一位
校歌山=一位ヶ岳

ちなみに宇部市の霜降山の校歌数が書籍中最多で、「厚東の山」「城山」などとも表現されています。