米軍岩国基地で勤務していた日本人男性(50代)が、上司の発言や業務上の負担などで適応障害を発症したとして、労災認定を受けていたことが分かりました。

男性の代理人弁護士などによりますと、男性は2021年8月米国系企業に雇用され、米軍岩国基地内で設備の維持管理の仕事をしていました。

2022年2月から基地内でクレーン設備のメンテナンスを担当。その中で、高所作業の監督に必要な米軍規程上の安全資格を持っていないにも関わらず、監督業務を命じられたということです。

また2023年1月には、新型コロナウイルスへの感染をめぐり上司から「お前のことを一生恨む、絶対に許さん」などのメッセージが送られました。このほか面談で退職を勧められるなどし、男性は同じ月に適応障害と診断され休職。その後、男性は会社から雇い止めとされました。

岩国労働基準監督署は、米軍規定に反する業務を命じられたことを「不適切な行為」と認定。上司の発言についても、「人格や人間性を否定するような業務上明らかに不必要な発言」と判断し、今年3月23日付で労災と認定しました。

男性は現在、勤務していた企業などを相手に地位確認などを求め係争中です。