化学物質による災害の発生に備えて、素早い正確な対応の確立を目指します。

山口県防府市の競輪場で7日、消防隊員らが参加する訓練がありました。

防府競輪場で行われた訓練は何者かが屋内で液体をまいたあと、居合わせた人が倒れたり動けなくなったりしたという想定です。

通報を受けて消防隊員がすぐに駆けつけ、状況から何らかの化学物質ではないかと判断し、防護服を着て救助に向かいました。

隊員らは倒れている人を運び出し、液体の入った袋を回収して、中和剤を散布しました。

市消防本部によりますと倒れている人を助けるのと同時に、救助にあたる隊員や周囲の人に危険が及ぶことがないよう除染作業も大切で、多くの隊員の連携が求められるということです。

小型のドローンを使った情報収集や避難の呼びかけも行われました。

防府市消防署 藤井悦男副署長
「これまで経験したことのないような異常な光景が目に入ってくると思いますので、いかにスムーズに対応できるかそのへんを訓練でしっかり養っていきたいと思っています」

市消防本部では定期的に化学物質や放射性物質などへの対応訓練を行っていて、組織の枠を越えた訓練も呼びかけていきたいとしています。