山口県の岩国警察署が、管内の岩国市と和木町でこの1年間交通死亡事故ゼロを達成し、記念の式典が開かれました。
式典では、横断歩道での立哨や高齢者宅への戸別訪問、交通安全キャンペーンなどに協力した28団体に感謝状が贈られました。

岩国署管内ではおととし2021年9月21日に岩国市周東町で死亡事故が発生したのを最後に交通死亡事故ゼロが続き、きのうで489日となりました。

1年間死亡事故ゼロが続いたのは、各警察署別に統計を取り始めた1960年以降、初めてです。
警察では車の安全性能の向上や救急医療体制の充実に加え、運転マナーのアップも要因のひとつとみています。
特に、横断歩道での歩行者優先を徹底するため、手前で止まらない車の取り締まりを強化したことで横断中の事故が減ったとみています。
岩国警察署田畑哲哉 交通官
「さまざまなボランティアの方々の協力があってやっと成し遂げたものだと思ってます。1日も長くこの状態が続けられるようにですね、私たちも一生懸命引き続き頑張っていきたいと思っております」
今後も講習などでさらに安全意識を高めたいとしています。













