「令和の大改修」真っ最中の瑠璃光寺五重塔の秘仏・阿弥陀如来座像などが、特別に公開されています。
公開されているのは、平安時代の作とされる阿弥陀如来座像と大内義弘公の座像です。
曹洞宗保寧山瑠璃光寺・渡邉博志住職「五重塔は、実は大内義弘公のお墓なんです。ですから、そこには大内義弘公をまつっております」
現在、およそ70年ぶりに行われている、五重塔の「令和の大改修」。
屋根の全面ふき替えが終わる2026年3月まで、本堂横の特設会場で見ることができます。
瑠璃光寺・渡邉博志住職「この塔の改修に時間がかかるということで、阿弥陀如来像と大内義弘公を初めて外に出してこの場所にいったん遷座させていただいて、皆さまに仏様を拝んでいただきたいと」
阿弥陀如来座像と大内義弘公の座像は、通常、五重塔の中に安置されていて、非公開です。
ここまで間近で拝むことができるのは、初めてだということです。
瑠璃光寺・渡邉博志住職「日ごろのけん騒なもろもろの生活の中から、改めて仏様とあい向かわれまして手をあわせていただいて、自分を見つめ直すというか、心を落ち着かせて拝んでいただけたら」
毎日午前9時から午後4時まで公開されています。
拝観料は1000円で、すべて、五重塔の改修費に当てられるということです。