女子レスリングで将来、期待のかかる小学6年生の女の子。小学3年から6年まで全国大会3連覇を果たした女子レスリング期待の星、柴田さくらこ選手はオリンピック出場を目標に掲げ、日々練習を重ねています。
実力者の父との練習、高い目標に挑む
大人を相手に素早いタックルをしかけるのは、山口県周南市の小学校6年生、柴田さくらこさんです。
柴田さくらこさん「世界選手権やオリンピックで連覇を達成して、その時の子どもたちの目標になるような選手になりたいと思っています。目標は伊調馨さんです」
オリンピック4連覇を果たした、伊調馨さんのような選手になりたいというさくらこさん。週3日は、父親の寛さんが代表を務める周南市のレスリングスクール「FIVE★STAR」で練習。スクールが無い日は、寛さんとマンツーマンでのトレーニングを重ねています。寛さんもレスリングでオリンピックを目指した経験を持つ実力者。今は親子で高い目標に向かって、厳しい練習の日々が続いています。

柴田寛さん「幼稚園くらいの時から一緒にやってきた中で、体の成長に合わせて威力とかスピード、また技術面でも向上してきてるので、将来が楽しみだなという気持ちはありますね」
レスリング一家・幼少から競技の道に

実は柴田家はレスリング一家で、姉のあおいさんは現在三重県の高校で活躍中。さらに母親の恵満子さんも元レスリング選手です。そんな環境で幼少の頃にレスリングを始めたさくらこさん。小学校3年で初の全国制覇を成し遂げました。
2019年の全国少年少女レスリング選手権大会、小学3年女子(30キロ級)の決勝戦。片足タックルからバックをとってポイント獲得。そこから回転させて、さらにポイントゲット。圧倒的な勝利でした。それから小学6年まで、見事に全国大会3連覇を達成しました。その原動力となったのは、父親との厳しい練習です。

寛さん「押し込め、すぐ」「頭の位置!」「反対、そう!」「はい、休憩しよう」さくらこさん「あー、疲れた」
体育館の床に座り込むさくらこさん。お父さんとの練習について、どう思っているのでしょうか。
さくらこさん「力も強いしテクニックもあるので、全てなるべく教えてもらいたいと思っています」













