レスリングを離れると…違う親子の表情に

自宅にお邪魔すると、練習の時とはまた違った親子の姿がありました。きれいに整頓されたさくらこさんの部屋。取材のために片づけてくれたそうです。自分の部屋で一番のお気に入りは、レスリングのトロフィーとメダルではなく、その隣にある韓国のアイドルグループ、BTSのグッズ。キム・テヒョンさんのファンなのだとか。

さくらこさん「BTSのグッズを見て和んでます」

普段のさくらこさんについて、ご両親に聞きました。

寛さん「レスリング以外でどういう生活をしているのかよく把握してない…(笑)ノータッチです。レスリングに全振りですね」
恵満子さん「けっこう、がさつな所があるので。レスリングをしている人はこんな感じと思われるのも困るので、もうちょっとおしとやかに、とは言っています」

レスリングの大会で優勝するごとに、BTSのグッズを買ってもらっているというさくらこさん。これから出費も増えそうです。

寛さん「まあ、予算の範囲内で(笑)」

目指すは憧れの伊調選手、五輪4連覇!

そんなさくらこさんへの期待を、寛さんは。
寛さん「伊調さんに並ぶ、オリンピック4連覇を目指して頑張ってほしいと思っています」

去年11月、さくらこさんは伊調さんから指導を受けました。

さくらこさん「伊調さんは憧れの選手なので、伊調さんと同じような偉業を達成したいです」
寛さん「自分もオリンピックを目指して結局出られなかったんですが、セコンドとかコーチとして、親子でオリンピックの舞台に立てたらという気持ちはあります」

さくらこさんの実力は?安達アナが体験!

さて、小学生女子の同じ階級では敵なしのさくらこさんですが、さくらこさんがどれだけ強いのか、特別に体験させて頂きました。まずは足首に巻いたテープを取りあうゲーム形式の練習で、安達誠アナウンサーと勝負してみることに。

安達アナ「これはいけるんじゃないでしょうか。さくらこさんはまだ小学6年生、僕は25歳ですから。これは勝てるんじゃないかと」

寛さん「レディー、ファイ!」

一瞬で、両足のテープを取られた安達アナ。瞬殺でした。2回目、本気を出す安達アナ。1回目よりは時間を稼ぎましたが、防戦一方。さくらこさんは安達アナの動きを封じ、ゆっくりと両足のテープを取り、安達アナの背中に置く余裕を見せました。

タックルも受けてみました。他の小学生も凄いんですが、さくらこさんの場合は、瞬間のスピードも加わって、あっという間に倒されてしまいました。

安達アナ「私、上手でしたか?」 
さくらこさん「いいえ!(笑)」
返答もスピーディーなさくらこさんです。