山口県長門市には終戦直後、大陸からの引き揚げ港としての歴史を持つ仙崎港があります。ふるさとに刻まれた歴史を語り継いでいこうと地元の中高生が中心となって冊子を作りました。(10日取材)

長門市の仙崎港は、終戦直後、大陸からの引き揚げ港の一つに指定され、1945年9月からの1年2か月間で4万人余りを受け入れました。
冊子「あの日の記憶のバトン」は、長門ライオンズクラブが戦争や引き揚げの記憶を語り継いでいこうと発行しました。
制作したのは中高生を中心にした「ながとジュニアリーダーズクラブ」のメンバー20人です。
中学生(大陸から引き揚げ者の話)
「日本が見えたどーの声で甲板に上がると、今はありませんがきれいな仙崎の松林や青海島の松が見えたのが記憶に残っています」
高校生(出迎えた人の話)
「命からがら帰ってきて、ピストンの小舟に乗ってホッとされたのか、わが家の畳の上で亡くなられました」
仙崎に引き揚げてきた人や、出迎えた人の家族など5人から話を聞き、冊子にまとめました。
中学3年生
「自分の表現で語り部のことばを皆さんに伝えることができて、とてもいい機会だったと思います」
高校3年生
「私もこの活動で長門市の引き揚げの歴史などを知ることができたので、後の世代にバトンを渡していけるように活動を続けていきたいと思います」
冊子は市内の学校や公民館、病院などに配布するということです。













