国の来年度予算編成を前にした動きです。山口県は13日、JR美祢線の早期復旧に向けた支援や、在日アメリカ軍の再編を巡る交付金の継続などを関係省庁に要望しました。

午前、村岡知事らが県選出の国会議員に予算編成や政策決定に関する国への要望事項について説明しました。

要望事項は、79項目です。超重点要望と区分された新規項目には、脱炭素社会の実現などを目指すGX=グリーントランスフォーメーションの関連や、JR美祢線のBRT方式での早期復旧に向けた支援など7項目が盛り込まれました。

林芳正総務大臣は「要望の実現に向け、尽力したい」と述べました。

防衛省では今後、岩国基地で空母艦載機の着艦訓練・FCLPが実施されないようあらゆる手段を講じることや、2027年度に終了予定の在日アメリカ軍の再編を巡る交付金の継続などを小泉進次郎防衛大臣に求めました。

小泉進次郎防衛大臣
「われわれとして皆さんの思い、そして声を受け止めながら、何ができるかを考えさせていただきたいという風に思います」
村岡嗣政知事
「ぜひ、これからさまざまな負担軽減とか、当然FCLPの実施をしない、あらゆる措置を講じていただけるものと期待している」

国土交通省ではJR美祢線の復旧に向けた財政支援などを求め、酒井庸行国土交通副大臣は「しっかり支援をしていきたい」と答えたということです。