花園出場をかけた全国高校ラグビー県予選は準決勝2試合があり、高川学園と大津緑洋が19日の決勝に駒を進めました。

来月27日に開幕する、全国高校ラグビー。

花園ラグビー場は高校生ラガーマンの憧れの舞台です。

山口県代表を決める予選は佳境を迎えています。

準決勝第1試合は高川学園と山口・山口農業・美祢青嶺の合同チームの対戦です。

試合は、立ち上がりから去年準優勝で、初の花園出場を目指す高川のペースで進みます。


開始早々、先制トライを挙げると…。

俊足バックス陣がスピードを生かした攻め。合同チーム守備陣を切り裂き、トライを量産します。

合同チームも攻めこむ場面を作りますが、堅い守りを崩すことができません。

試合は、力の差をみせた高川が22トライを挙げ、142対0で決勝進出を決めました。

高川学園 大嶋柚楽キャプテン
「自分たちはまだチャンピオンではなくチャレンジャーなので果敢に攻めにいって、どんどんチャレンジしていきたい。予選は必ず優勝して、花園ではベスト16を目指して頑張っていきたい」

第2試合は大津緑洋と萩商工。

花園出場32度の大津緑洋と21度の萩商工、過去、何度も県の頂点を争ってきた伝統校どうしの一戦です。

試合は、スリリングな展開となります。

まずは大津緑洋!

10番・八尋のキックパスは…11番・藤田にドンピシャ!

いきなりのビッグプレーで主導権を握ります。

しかし、すぐに萩商工が逆襲!
ゴールも決まって萩商工が逆転。

するとこんどは、大津緑洋がトライを返して再びリード。
逆転に次ぐ逆転。
めまぐるしく展開が変わる好ゲームをスタンドも声援で後押しします。
萩商工が4点をリードして試合は最終盤へ

残り時間はわずか、最後のワンプレー。
試合が止まるとその時点で萩商工の決勝進出が決まります。
逆転するにはトライしかない。

この追い込まれた場面で大津緑洋がその勝負強さを発揮しました。

土壇場で逆転トライ!

両チーム、力を出し尽くしたまさに死闘。
大津緑洋があまりにも劇的な逆転勝ちで決勝進出を決めました。

大津緑洋 磯野新キャプテン
「きょうのような厳しい状況になると思うんですけど、平常心を保って、ロースコアで勝ちきりたいと思います。伝統ある大津緑洋高校の名を地域の皆様にとどろかせられるように、多くの方々にサポートをもらったのでその恩を返せるように60分間(力を)発揮したい」

決勝は、高川学園対大津緑洋の去年と同じ顔ぶれとなりました。

tysでは、決勝の模様を19日、午後1時25分から実況生中継でお伝えします。