室町時代の水墨画家・雪舟ゆかりの山口市で16日、出前授業があり児童が紙の上に広がる墨と水の世界を楽しみました。
出前授業は大内南小学校の6年生を対象に開かれました。

室町時代の水墨画家・雪舟は山口市で多くの作品を描きました。その文化を身近に感じてもらおうと日本水墨画美術協会が企画しました。
講師は地元出身の画家で、日本水墨画美術協会理事長の濱中応彦さんです。
墨に水を加えながら濃さの違いを感じたり、スポンジや割り箸を使って絵を描いたりしました。「うれしい」「悲しい」といった気持ちを、文字を使わずに表現することにも挑戦しました。
大内南小6年生
「筆ではできないような、全部均等になったりするのがおもしろかった」
大内南小6年生
「ふだん墨で絵を描くというのをやったことがなかったので、貴重な体験ができたし、いろんな人の絵を見て表現のしかたが違っていいなと思いました」
協会では今後、全国の小学校などでも出前授業を開くということです。