山口県議会での発言をすぐに文字で表示する取り組みが、9月16日から始まります。中国地方では初めてで、12日、実際の画面を使ったデモンストレーションが行われました。
県議会で導入されるのは、AI=人工知能を使って音声を認識し、文字に起こす仕組みです。デモンストレーションが行われ、6月定例会で知事が発言した内容が、次々に文字となって画面に表示されました。耳が不自由な人など多くの人に議会に関心を持ってもらおうと550万円かけての導入です。
県の施策や人名・地名などの固有名詞、一般になじみの薄いことばは、事前に登録することで間違いを少なくしているということです。文字には読みがなも表記されます。
行政や法律などの用語が難しくと捉えられがちな議会ですが、文字にすることでより理解しやすくなるのではと期待されています。
この取り組みは今月16日開会の9月定例会から試験導入され、インターネットでの配信でも活用されます。