知人女性の体を服の上から触るなどした疑いで書類送検された元警察官の男性について、山口地検は23日、不起訴処分にしたと発表しました。

不起訴処分になったのは山口県内の警察署に勤務していた元警部補の男性(50代)です。県警監察官室によりますと元警部補は去年11月、成人の知人女性と食事をしたあと、店舗内や周辺の路上で女性の体をつかんだほか、服の上から体を触るわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの疑いでことし3月書類送検されていました。

元警部補は当時、警察の調べに「自分に好意を持ってくれていると勘違いした。最低なことをしてしまった」と話していたということで、県警は元警部補を停職6か月の懲戒処分にし、元警部補はその日のうちに依願退職していました。

山口地検は今月21日付けで、元警部補を不起訴処分にしていて、理由については「諸般の事情を考慮した」としています。