山口県にある田布施西小学校では、児童たちのポジティブな行動を積極的に支援しようという教育に取り組んでいます。
新たな教育方法として県内では唯一、県からの指定を受けて実践しています。
そのキーワードは「ほめる」です。

「おはようございます」
田布施西小学校の正門にずらりと並ぶ保護者や地域の人たち。
児童1人1人に挨拶します。
毎月24日は学校独自の「にしの日」。
朝のあいさつには保護者や地域の人も参加します。
田布施西小学校は1学年1クラス。
全校児童はおよそ150人です。

藤田守弘校長は児童のポジティブ行動を支援する取り組みを2年前に始めました。
田布施西小学校 藤田守弘校長
「一番大きかったのは、子ども同士のトラブルが多かったということです。
われわれは今まで駄目だとか注意する叱ったりということが多かったんですが、このポジティブ行動支援というのはそうではなくて、子どもたちのいい行動をわれわれが促す。それを子どもたちが行う。それをわれわれはほめてポジティブな行動を増やしていくというのがこの取り組みです」