化学メーカー日本ゼオンが、山口県周南市に新プラントを建設することになり、県庁で調印式を行いました。


日本ゼオン 豊嶋哲也社長
「私ども、山口県、周南市、そして地域の皆様と一緒にこれからも大きく成長していきたいと考えてございます」

県庁であった調印式で、日本ゼオンの豊嶋社長と村岡嗣政知事、藤井律子周南市長が協定書に署名しました。


周南市に新たに建設されるのは、光学レンズやフィルターなどに使われる高機能樹脂シクロオレフィンポリマー「COP」を生産するプラントです。敷地面積およそ18万6500平方メートルで、来年度に着工し、2028年に操業を開始する予定です。

周南市には既に工場があり、需要拡大に対応するために周南市への新たな建設を決めたということです。


村岡嗣政山口県知事
「700億円という規模の投資は山口県としての企業の投資額としては過去最高のもので非常に競争力の高い半導体の素材の分野の投資ということで将来に大きくつながるものでもあります」

藤井周南市長は周南市の経済発展などにつながことを期待していると述べました。