山口県下松市の図書館で、ある”お宝”が販売されています。
下松市の天王森古墳から出土したおよそ1500年前の埴輪たちがカプセルトイになりました!
下松市立図書館の入口に設置されている、「下松市お宝ガチャ」。市内の天王森古墳から出土した「巫女埴輪」や、宮ノ洲古墳から出土した銅鏡などがマグネットや鏡になっています。
下松市のPR部長「くだまる」も古代人や埴輪姿でマグネットになっていて、グッズは全10種類。
図書館の職員が1つ1つ手作りしているそうです。
記者も、挑戦してみました。
福満まい記者
「会社のデスクの上にこのぬいぐるみを置いているほど、くだまる推しの私、狙うはもちろん、はにわくだまるです」
「くだまる」への願いを込めて回すと、出てきたのは・・・
三角縁神獣鏡。。。

狙いが外れ、ちょっと残念でしたが、1802年に宮ノ洲古墳から出土した、国の重要文化財にも指定されている「お宝」でした。
こちらは実際に鏡として使うことができるほか、カプセルには出土品の解説文や埴輪の3D画像にアクセスできるQRコードを載せたミニブックも入っています。
「お宝ガチャ」は、カプセルトイを通して子どもたちにも下松市の文化財や歴史に興味をもってもらおうと、図書館が企画しました。
販売開始から1週間あまりで400個以上が売れていて、大好評だそうです。
古代のロマンを感じられる「下松市お宝ガチャ」は1回100円で、市立図書館の開館にあわせて販売されています。
下松市立図書館 塩月真彦さん
「小さいお子さんからご高齢の方まで楽しそうに引いてもらっています。これをきっかけに下松の埴輪のことを、文化財のことを興味持ってもらえるとうれしいなと思っております」