永岡アナ)そして、(3)加齢で歯に隙間・歯茎が下がってきた。防府市の60代男性。

「年齢と共に歯と歯の間が空いて、食事の時に食べ物が挟まる。爪楊枝で取るのが大変」防府市の60代男性。

「歯茎が痩せて歯の根っこがむき出しに。これからどうなっていくのか心配」岩国市の50代女性。

加齢とともに口の悩みも増えていくようですが、歯の隙間、歯茎が痩せる、これについて対処法は。

松本院長)
<歯の隙間に食べ物が詰まる>
どうしても加齢とともに、歯に隙間が空いたり歯茎が下がったりしやすい。隙間を詰め物や被せ物で埋めることが可能なこともあります。

ただ大事なのは、食べかすを取ることよりも、歯間ブラシ・フロスを使って、プラーク(歯に付く細菌の塊)を取ることが大切です。

<歯茎が下がる>
原因が歯周病かもしれないので病院に相談を。
歯の根っこが露出→根っこは虫歯になりやすい。

歯茎が下がってくると、歯と歯茎の際の部分を磨くことが大切。ブラシを際の部分に当てて、優しく、小さく動かすことが重要です。歯ブラシは少し斜めにして、歯茎のほうに向けて磨くのがいいでしょう。

永岡アナ)ふだんの生活で口を清潔に保つため、これはやっておいたほうがいい、ということはありますか?

松本院長)歯磨きの時に口をすすぎすぎないことです。

たくさんすすいだほうがスッキリはするんですが、すすぎすぎると歯磨き粉の効果が薄れてしまうことが分かっています。

量で言うと、ペットボトルのキャップ1杯くらいでいいんです。
15ミリリットルぐらいの水で1回すすぐので十分、ということが分かっています。

最近は「歯が痛くないけど点検、健診で来ました」という患者さんが増えています。

永岡アナ)気軽に歯医者さんに足を運んでもらうのもいいかもしれません。

2024年6月7日 tys「mix」より