キッチンカーを地域の人が集う場に
石光さん
「婦人会みたいな感じで旅行に行っていたけど今は足が悪くて行けないんだよね、みたいな人もいるので、そういう人たちの会話相手とか、私たちを通じてまた近所の人たちが集まるような場所になれたらいいなと思っています」
会話の場になることです。そのために、客にはお茶を無料で提供することにしています。
お客さん
「まず第1においしい。それとスタッフの方が明るい。なんかすごく元気がもらえるっていうのもすごいいいなと思いますね」
キッチンカーを中心にできる1つのコミュニティ。それが1人で暮らす高齢者の見守りにもつながればと考えています。
石光さん
「行政では多分目が届かないところもあると思うので、そこは協力しながら見守りもしていきたいし、少しでも萩が住みやすい街になるように頑張っていきたいです」
この日、プレート41個と単品おかず4つ、いちご大福は32個売れました。
追加の買い出しをして、キッチンカーでの仕事は終わりです。朝早くから始まった2人の1日。このあと、石光さんは子どもの宿題の手伝いに夕食の準備。柴川さんは本業のキッチンカーとは別の仕事に向かいます。
石光さん
「気をつけてね、おつかれ」
2人の1日はなかなかハード。思いがそれを支えています。「おいしいご飯を届けたい」。「キッチンカーを地域の人が集える場所に」。2人はあすも朝早くからキッチンカーに立ちます。