最新の測量技術を使って図形を描き、ドローンで撮影です。山口県長門市の小学生が2日、建設現場で使う技術を体験しました。

体験したのは、俵山小学校の児童24人です。学校の近くで俵山・豊田道路の建設が進められていることから、国土交通省が建設業に関心をもってもらおうと企画しました。

児童は「杭ナビ」という測量機器で地面に図形を描いていきます。1人がプリズムを持ち、スマートフォンの位置情報で決められた場所を探します。

児童
「3センチ左、そのぐらい」

どういった図形に仕上がるのかは知らされていません。児童はスマホで位置を確認しながらプリズムを地面に刺していました。実際の工事現場で位置を確認する方法と同じということです。

児童
「たぶん、俵山の体操服にもあるこの表記だと思います」

プラスチックの板を決められた位置に置いていくと図形ができあがりました。児童が想像したとおり俵山小の校章が完成し、ドローンで空から記念撮影をしました。

児童
「大変な部分もあるけどみんなで仲よく位置を探して、楽しく工事ができてとてもいいなと思いました」
「難しくて大変だったけど、しっかり説明を聞いたらよくできたので、将来もこういう仕事に就いてみたいなと思いました」

登下校の途中に道路の工事現場が見えるため、児童の関心も深まったようでした。