資源回復へ試行錯誤続く
シロウオは、川底の石のすき間に卵を産む習性があることから、組合では産卵しやすいように、川に石を沈めて産卵場を整備するなど資源回復に努めています。今年は、産卵状況調査の結果がよかったこれまでより500メートル上流に投石場所を変更するなど、できる限りのことを行っています。
山村副組合長
「川の状況も昔と全く違いますからね、産卵に適した場所がどんどん減っていく一方です」
地元飲食店も「寂しい」

道の駅「萩しーまーと」にある飲食店です。毎年、春の味覚としてシロウオのおどり食いを提供していますが、今年も入荷が少なく、水槽にシロウオの姿はありませんでした。おどり食いは家族連れなどに人気で、入荷の問い合わせなども多いということです。

レストラン「来萩」伊藤梨恵店長
「入手が困難な感じですね。期間限定なのでそれを楽しみに萩にいらっしゃる方々に提供できればいいんですけど、寂しいですね」
組合員は、最盛期の1976年頃には42人いましたが、今では7人にまで減っています。高齢化や漁獲量の減少が要因とみられます。加えて組合員の平均年齢は75歳。これからいつまで漁を続けられるのか-危機感がつのります。
山村副組合長
「組合員も年寄りばっかりですんでね、若い人にも入ってもらいたいんで、漁獲量が増えればシロウオを取ってみようかという人も出てくると思いますので、いろいろ努力をしたいと思います」
田中文夫・萩市長
「原因がまだはっきりしてないんで、原因がわかれば対策が出来る。これはわれわれでは難しいので、水産大学も含めて、どうしたら増えるのか突き止めていただかないと前に進めないと思っていますけどね」
高齢化が進むシロウオ漁。いかに資源を回復するか。そして組合員を増やすか。環境の変化の中で流れる時と向き合いながら試行錯誤が続きます。













