山口県萩市松本川のシロウオ漁。江戸時代から続く伝統がありますが年々漁獲量が減ってきています。3月下旬に漁が終わりましたが、今シーズンも不漁のようです。高齢化が進む中、シロウオ漁の伝統をどう守っていくか、試行錯誤が続いています。

シロウオは、体長5センチほどのハゼ科の魚です。2月下旬から産卵のため海から川をさかのぼります。

試食した人
「おおー」
5年ぶりにまつり「おどり食い」に笑顔

3月17日、シロウオ漁が最盛期を迎えるのに合わせて「萩・しろ魚まつり」が開かれました。新型コロナや去年の不漁の影響で、5年ぶりの開催です。酢じょうゆの入った紙コップに生きたシロウオを入れていきます。萩伝統の食文化、おどり食いの無料サービスです。7.2キロほどが用意され、訪れた人は早春の味を楽しんでいました。
試食した人「すごくのどがぶるぶるしました」
「初めての食感でびっくりしています」
「口の中でめっちゃ動いておいしいです」
人気のシロウオですが今年も不漁に見舞われました。それでも萩・白魚組合では、5年ぶりに伝統の食文化、シロウオのおどり食いを楽しんでもらいたいという思いは強かったといいます。

萩・白魚組合 山村信夫副組合長
「おまつりをやりたいから魚を確保してくれと、最低限のものを、早め早めに取ったものを生かして確保しました。それでおまつりも何とか出来ましたけど」
この3年は「歴史的な不漁」

松本川のシロウオ漁は、竹や木で組んだおよそ5メートル四方の「四ツ手網」ですくい取る、江戸時代からの伝統的な漁法で行われています。しかし網を入れてもシロウオが入らず、空振りというのも目立ちました。40年ほど前にはおよそ3000キロの漁獲量がありましたが、最近10年間の平均漁獲量は139キロ。特にこの3年は、歴史的な不漁になっています。
山村副組合長
「萩に住んでる人でもなかなか食べる機会は少ないですね。量が少ないから、産卵場の整備をしっかりやって最低限確保するようみんなで努力しています」













