去年、取材しました、山口県立萩高校陸上部・競歩の西山こと乃選手。この1年でものすごい成長を遂げていました。

西山こと乃選手
「お菓子大好きです。アルフォートが一番大好きです」
お菓子を愛するどこにでもいそうな女子高生。しかし一度歩き出せば、誰も追いつけない。
萩高校2年、西山こと乃選手。周りを驚かせるような成長を続ける彼女の、現在地を取材しました。
第一印象は「どこにでもいる高校生」だけど
私たちが初めて彼女を取材したのは去年6月。総体の中国大会、5000メートル競歩で優勝を果たした次の週でした。第1印象はどこにでもいる高校生。
西山選手
「(競技を始める前の競歩のイメージは?)えっ、あの、ほんとに・・・。どのくらいかかるのかなとか、つまんないなって思ってました」
顧問の先生が目の前にいるのに、正直な感想を絞り出してくれたり。
西山選手
「(1分10が正確な数字かな?)えーっと・・・すみません」
自己ベストを地面で計算してくれたり。とにかく正直で、純粋で素朴な女の子。そんな彼女、実は人並み外れた根性と脚力の持ち主なんです。
このあと行われた北海道インターハイでは高校2年生ながら4位入賞。10月の鹿児島国体では大学生や社会人も集う成年の部に出場し入賞まであと一歩に迫る9位になりました。

西山選手
「自分がどんなタイム出すか楽しみにしながら、大学生の方とかは私が追いつけるレベルじゃない人もたくさんいるので、そういった未知の世界みたいなところでレースが出来るのがすごく楽しみです」