事業者に話を持ち掛けた市職員の男…事業者が話した「公務員のままでも活躍できる」
2020年1月、男は事業者の女に会い、女の会社の売り上げを増やすことに協力できることや公務員を辞めることも考えているなどと話し、女と組んで収入を得たいと持ち掛けます。
そこで女は「公務員のままでも活躍できる部分がある」と話し、新たな会社を設立しようとしていることを話しました。
男はやり取りの中で、この新会社がふるさと納税の協力事業者に承認されることに協力するよう求められていることを理解しました。
男は申請書の作成に必要な情報を記載したり修正させたりし、また、提出させるなど協力していきます。
その後、男は再び事業者の男女と会いました。
山形市内の飲食店で会合を行い、2件目に訪れたすし店で事業者の女が男に話しました。
「いろいろ動いてもらっていて、ただというわけにはいかないから、まずは月々5万円でいかがですか」
男はこの申し出を受け、事業者の2人が定期的に男に金を振り込む約束がなされました。
裁判の中で男はこの時の自身の感情を「自分を評価してくれるのは、協力相手(女)しかいなかった」などと語っています。
自分を評価してくれる女への期待を裏切らないために、市職員の男の“協力”は続いていきます。







