山形市の (株) タックサプライフーズ(資本金1000万円、山形市釈迦堂1670-1、代表横田三喜子氏、従業員5名)は、10月31日までに事業を停止し、事後処理を手塚孝樹弁護士(弁護士法人手塚橋本法律事務所、山形市本町1-4-27、電話023-625-0315)に一任、自己破産申請の準備に入った。
帝国データバンクによると、タックサプライフーズは1981年(昭和56年)に宮城県川崎町にて「ラーメン渓流」として創業、1993年(平成5年)5月に山形市を本店として法人改組されたラーメン店。
山形駅前と宮城県でラーメン店2店舗の運営を行うほか、フランチャイズ本部として加盟店に対して自家製麺など食材の供給も行っていた。仙台辛味噌を利用した味噌ラーメンが人気で、山形県と宮城県に複数の店舗を擁していたこともあった。
2020年(令和2年)3月期には約1億4400万円の年売上高を計上していたが、コロナ禍
の影響で減少。売上低下で赤字を余儀なくされたため、2021年(令和3年)5月には製麺工場のある現在地に本店を移転したほか、テイクアウトも開始していた。
しかし、その後も業績は回復せず、2023年(令和5年)1月には人手不足により川崎町の創業店舗を閉店。2025年(令和7年)3月期の年売上高は約8800万円にとどまり、赤字が続いていた。
原材料などが高騰するなか、今期に入ってからも採算性の改善が進まず、事業の継続を断念した。負債は2025年(令和7年)3月期末時点で約1億1300万円。
※画像 ラーメン渓流ホームページより









