山形県河北町の中学校で提供された給食に、ホチキスの針が混入していたことがわかりました。
河北町教育委員会によりますと、4日に河北町立河北中学校(全校生徒約360人)で提供された給食の「とりごぼうスープ」に、およそ1センチのホチキスの針が混入していました。

※画像提供 河北町教育委員会
午後1時ごろ、生徒がスープを食べようと野菜を箸ですくい上げたところ、そこにホチキスの針があったということです。すぐに気が付き、針を口にはしていないということです。針は使用済みの折りたたまれた状態でした。
気が付いた生徒がクラスの担当教諭に知らせ、その後管理職の教員に報告、すぐにそのクラスの生徒30人に、食べるのをやめるよう指示したといいます。
しかし、給食の食べ終わりの時間が迫っていたため、ほかのクラスについては連絡が間に合いませんでした。
河北町教育委員会では、その後、同じ給食センターで調理した給食が提供されている町内の全ての小中学校で被害の有無を確認しましたが、現在までに健康被害は確認されていないということです。
町の教育委員会は、「ホチキスは給食センターなどでは使っておらず、どこで入ったか分からない」としていて、混入の原因については「現在調査中」だと話しています。