先月、山形空港にクマが侵入し一時滑走路が閉鎖されるなど影響が出た問題で、けさ、警察がヘリコプターで空港とその周辺を捜索しましたがクマは発見できませんでした。
藤井響樹アナウンサー「午前5時の山形空港です。いま県警ヘリ「がっさん」が飛び立ちました。これから上空からのクマの捜索活動が行われます」

東根市の山形空港では先月26日の朝に体長1.2メートルのクマ一頭が滑走路で目撃されました。

この影響で滑走路が一時閉鎖され、東京や大阪などの各便合わせて10便が欠航するなどの影響が出ました。
その後、東根市はクマの捕獲に向けパトロールを強化してきましたが、27日の早朝以降、敷地内では目撃されていません。
これを受け、警察がけさ県警ヘリで上空から目視のほかサーモグラフィーカメラで空港敷地内と周辺市街地を1時間ほど捜索しましたが、クマは見つかりませんでした。
空港の利用者「どこから入ってどこから逃げたのかそれだけ(気になる)」

空港の利用者「飛行場にも出たのかという感じ。山ならわかるが」

きょうの捜索の結果を踏まえ山形空港事務所は、「敷地内にクマはいない」との見方を示しました。
県山形空港事務所 永井彰 副所長「クマが空港内にいるのではないかという前提で作業の制約を受けてきた。若干の不安もあったがそういったものも解消されて
まずは安どしている」

山形空港事務所は今後、箱罠を撤去する方針です。