先週、山形空港にクマが侵入し一時滑走路が閉鎖されるなど影響が出た問題で、山形空港事務所はきょう、空港敷地内にクマがいる可能性は低いとしました。

しかし、ワナはこのまま設置し、見回りも続けるということです。

東根市の山形空港では今月26日、クマが滑走路を歩く姿が確認され、一時、滑走路が閉鎖されるなどしました。

山形空港には猟友会が箱ワナを3つ設置しクマの捕獲を試みていますが、これまで捕獲には至らず、クマは27日の早朝に滑走路で目撃されて以降、空港敷地内では確認されていません。

一方、同じ個体かはわかりませんが、27日の午後6時ごろには空港のすぐ北側の村山野川でクマが目撃されたほか、28日午前6時ごろ、空港北側の長瀞小学校近くの休耕田でクマの足跡が見つかっています。

山形空港でクマが確認されてから5日目のきょう、山形空港事務所は警察や東根市と協議し、空港の敷地内にクマがいる可能性は低いと判断したということです。

しかし、設置した箱ワナは減らさず、見回りは回数を減らしながら続けるということです。