山形県天童市の小学校の児童たちが、きょう江戸時代から続く昔ながらの遊びに挑戦しました。
佐藤真優アナウンサー「児童たちがなにやら黙々と作業しています。作っているのは、伝統の凧です」

天童市立高擶(たかだま)小学校では、地域の自然に親しんでもらおうと、高擶地区に吹く風で遊ぶ凧づくりの授業をはじめて行いました。
凧作りの先生は、児童から「名人」の愛称で親しまれている天童市の和凧作家、阿部太彦(あべ・たかひこ)さんです。

阿部さんは、46年間、和紙で作られているのが特徴の山形伝統の凧を全国に伝える活動をしています。
きょうは、1年生の児童79人が凧作りに挑戦しました。
様子を見てみると・・・
風を受ける「張り」の部分を作るために竹ひごを曲げてタコ糸を結ぶ作業に、児童たちは苦戦しているようです。

児童「難しい」

児童「もうのり取れてるよ。知ってるよ。後で張ろう」

阿部太彦さん「なかなか頑張ったね。この時間、集中できたのだとするとよかったね。苦戦することがいいことなんでしょう」
