そして10月、待ちに待った絵本が届きました。

たんぽぽくらぶ 代表 新庄北高校3年 渡邉水晶さん「本当にきれいに印刷してもらって原画のように温かみのある絵本になったと思います」

絵本はパステル調で動物や飛行機のキャラクターたちが表情豊かに可愛らしく描かれ、小さな子どもにも親しみやすくなっています。



たんぽぽくらぶ 代表 新庄北高校3年 渡邉水晶さん「この絵本ではガラクタやまにいて飛べなくなってしまった飛行機さんをいろいろな障がいの特性のある園児たちが協力して、自分の得意なことを生かして飛行機さんをもう1回飛べるようにしてあげようというストーリーになっています」

元気がなく身も心もボロボロだったひこうきさんは、きれいに修復され、昔のように南の島へ飛ぼうとします。

※以下、渡邉さんの読み

「これならまたとべるかも!」

「ひこうきさんはドキドキしながらとぶじゅんびをします」

「やっぱり、とべない・・・」

「どうしよう…」

「がんばって!っていう?」

「もうがんばってるよ」

「なんていってほしいんだろう…」

「みんながはなしているとき「そうだ!」うさぎさんがはしりだしました」

飛ぼうとしても飛べなかったひこうきさん。

そのあと、うさぎさんたちが取った心温まる行動とは?

「うさぎさんはひこうきさんにげんきになってほしくて、はなかんむりつくっ
ていました」

「みんなはそれぞれ、とくいなことやすきなことをして」

「ひこうきさん!みてー!みんなでみなみのしまをつくりました」

「すごい!ありがとう! こうして、とくべつなみなみのしまで、みんなはたのしくあそびました」 

「おしまい」

絵本には障がいへの理解や継続した支援、居場所づくりの大切さが盛り込まれています。

たんぽぽくらぶ 代表 新庄北高校3年 渡邉水晶さん「小さい頃からいろいろな性格の子や特性の子がいて、それでいいんだよというふうに、周りもそうですが一番は自分を受け入れられるような、自分を肯定してあげられるように読んでもらえるとうれしいです」