■パトカーはどう流されたか



気象防災アドバイザーであるTUYの兵頭哲二 気象予報士が、周辺の地形と現場の状況から分析した。



なぜパトカーは流されたのか、水はどこから来て、どう流れたと考えられるのか。

現場を見てみる。



パトカーが流された場所の近くには新田川という川が流れている。この川がはん濫した。

この場所を、国土地理院の資料から見てみる。



周囲を山と台地に囲まれ、事故現場は周囲に比べ低い場所であることがわかる。

■ありふれた地形の危険性

こうした地形は「谷底平野(こくていへいや)」と呼ばれ、過去に何度も水害があり、洗われた地形。

実はありふれた地形なのだが、もしもの時には洪水の被害を受けやすいのだ。

この地形と川のはん濫が、事故に関係していると考えられるが・・・

今回は、現場の状況から、この赤い丸の場所からはん濫し、水が流れてきたと思われる。



黒色の”カメラマーク”のある位置から撮影した写真を見てみる。