松浦亜実 記者「こちらはおくのほそ道の丈草本です。殺生石は温泉(いでゆ)の出づる山陰にあり。山寺にゆかりのある松尾芭蕉もおくのほそ道の中で九尾の狐の殺生石を訪れた様子を描写しています」

九つの尾をもつ狐の妖怪、九尾の狐(きゅうびのきつね)の怨念が殺生石に込められているという伝説があり、芭蕉も現在の栃木県にある殺生石を見に訪れたそうです。

さらに、会場には絵のほかに彫刻作品も並びます。
昔から現代まで描かれ続けている妖怪の作品を訪れた人たちは興味深そうに見て回っていました。
訪れた人「この閻魔大王が好きで、いろんなアニメとかにも出てきているので力強さがすごく好きです。悪いことしないように気をつけようと思います」

訪れた人「かっぱの銅像が印象的で、皿が頭にのっているかっぱしか知らなかったので、意外と可愛いんだなと思いました。会いたいです妖怪に。会ってみたいよね」


きょうは夏休み中ということもあり、子どもたちも興味津々。
こちらの男の子は、企画展をずっと楽しみにしていたといいます。
男の子「実は最初は怖かったんですよ。絵だったので安心した」

この企画展は、山形市の山寺芭蕉記念館で今月29日まで開かれています。