富山県内で最大震度5強を観測した能登半島地震から1か月です。建物倒壊などの被害が大きかった富山県氷見市の姿地区では、住民が戻ってこないのではと過疎化の進行を懸念する声があがっています。
地震による被害が大きかった氷見市の姿地区では、地震から1か月がたった今も、倒壊した家屋は手つかずのまま残されています。
加賀谷悠羽 記者:「こちらの道路は倒壊した建物が道を塞ぎ長らく片側通行となっていたんですが、地震から1か月経ち解除されました」
地震直後から片側交互通行となっていたこちらの道路。復旧が進み、おとといから全面で通行可能となりました。
姿地区の区長によりますと、高齢者が多く暮らすこの地区では、57世帯のうちおよそ3分の1が2次避難を余儀なくされています。

道路沿いに住む女性:「出ていく人が多い。さみしくなるから帰ってきてねって言っている。さみしいねって…」「どうやって1か月過ごしてきたんかねって。わかりません。全然。この日、何をやっていたんだろうって思い出そうとしても思い出せない。慌ただしく1か月。1か月、何だねって感じ」

