能登半島地震の富山県内の住宅被害は3500件を超えています。中でも特に被害が大きい氷見市や高岡市では、専門家による被災住宅の無料相談が17日始まりました。

氷見市役所内に開設された被災住宅相談所には、受付開始の午前10時から多くの人が訪れました。

建築士と施工業者が被災した住宅の建て替えや、修理に関する技術的な相談に基本、無料で対応していて現地調査も実施します。

相談者:「床がへの字になっている」

専門家:「建物が折れたということだね」「建て替えができなかったら全体的に土台を上げて、それから地面を平にしてそこを直す方法もある」

相談に訪れた人は、被災したか所の写真を見せて修繕するのか建て替えるのか、専門家から意見を聞き、今後の地震に備えるための耐震化などについて確認していました。

相談者:「家が被災して住めない“赤紙”となる危険判定されて、今後住む住居のこととか、どういう支援があるとか」

相談者:「(Q:どんなアドバイスでしたか?)いまのところに建てたほうがいいか、この建物を壊して立て直したほうがいいんじゃないかと。地盤を改良して」

無料相談所は高岡市役所や伏木コミュニティセンターなど富山県内で5か所あり、一部を除き1月末まで行われます。
