サッカー元ブラジル代表で、日本代表監督を務めた″サッカーの神様″、ジーコゆかりの富山県射水市のサッカー場が地震で深刻な被害を受けています。隆起や液状化でサッカー少年たちが練習の場を失っています。

佐藤優里アナウンサー:「こちらのグラウンドでは、白いラインをみると中央部分が盛り上がっているようにみえます」

水平なはずのグラウンドが盛り上がり。人工芝の上には大量の泥…。

おととしの2月に開業した射水市のスポーツ振興拠点「オリバースポーツフィールド射水」。

今回の地震により3面あるうちの人工芝フィールドの2面が、隆起や液状化などの被害をうけました。

市内外の小学生から社会人チームまで多い時には一日に2000人が使用していました。

実はこのグラウンド、ある人の訪問で話題になりました。

ジーコ:「みなさまこんにちは」「こんにちは」

おととし5月にはサッカー元ブラジル代表で、日本代表監督を務めたジーコさんが訪れ子どもたちと交流したことで話題となりました。

このグラウンドを練習場所として使用するジーコさん監修のサッカースクール、ジーコ10・サッカースクールは悲痛な声を上げます。

湯川人材サービス 湯川ルシレーネ社長:「使うことができなくなったから、うちは体育館とかできるところを探している、でもなかなか急に見つからないから、今は事務所を(練習場所に)使っている」
佐藤優里アナウンサー:「子どもたちは何か言ってたりしますか」

湯川人材サービス 湯川ルシレーネ社長:「早くサッカーやりたいとか、家にずっといてメンタル的にも…結構まいってる」
こうした現状にジーコさんがメッセージを寄せました。

ジーコさん:「日本は復興が世界一速いし、大変な気持ちは分かるけど、日本は地震の復興に力をいれるから安心してください」
オリバースポーツフィールド射水によると、18日から、被害が少なかった屋根付きの1面のみ営業を再開するということです。