最大震度7を観測した1日夕方の地震で、最大震度5強を観測した富山県でも道路の崩落が相次いでいます。なかでも石川県との県境に近い富山県小矢部市の国道359号では、長さ100メートルに渡っての大規模な道路の崩落が確認されました。

こちらは富山県小矢部市内山(うちやま)の国道359号をドローンを使って上空から撮影した映像です。

国道359号 富山県小矢部市内山(撮影:2日午前7時半)

現場は金沢方面に向かう内山トンネル付近で市によりますと道路が長さおよそ100メートルにわたって崩落しています。さらに崩れた道路に巻き込まれる形で、乗用車が転落しているのが確認できます。

この影響で国道359号線は全面通行止めとなっていて、復旧のメドは立っていません。

小矢部市ではこのほか小矢部市後谷(うしろだに)の471号でも道路に亀裂が入ったり、電柱が傾いたりする被害があり全面通行止めになっています。

また市内の県道でも道路の崩落や段差が生じ通行止めとなっています。

市によりますと道路の被害は市内6か所で確認されていますが、これまでにけが人や集落の孤立などの情報は入ってきてないということです。