施設から4回も行方不明になり、遺体で…

ことし3月には、認知症の男性が富山市の高齢者施設から行方不明になり、遺体で見つかるという最悪の事態が起きました。

施設の職員:「基本8時半と9時に(点呼を)行っていて、その時はまだ居室と食堂を徘徊していて職員が見ていたんですけど。」

高齢者施設から“消えた”のは片口重明さん87歳。
認知症でこれ以前に4回も行方不明になっていたといいます。

そして今回、高齢者施設から行方が分からなくなり、5日後に遺体で見つかりました。死因は低体温症でした。

富山市から、隣接する立山町をまたいで、上市町まで移動。発見されたのは施設から20キロも離れた場所でした。

片口さんの次女:「申し訳ない気持ちしかないですね。本当に多分家に帰りたかった。家にいたかった。でも状況的にそれが難しかったっていうのも分かってるんですけど。本当に‥本当にごめんねしか言えなくて」

なぜ、命を救えなかったのでしょうか?