昨年度、富山県内での障害者への虐待は25件の32人で、虐待の種別では身体的な虐待が最も多いことが厚生労働省の調べでわかりました。

厚生労働省によりますと富山県内では昨年度、障害者の虐待に関する相談や通報は91件寄せられ、このうち虐待の事実が認められたのは25件、32人でした。

虐待の種別では、体を殴る蹴るといった「身体的虐待」が16件と最も多く、次いで財産を侵奪したり低賃金で働かせたりする「経済的虐待」が8件となっています。

また発覚の経緯では「相談支援専門員」や「福祉施設従事者」からの通報が28件で最も多く、次いで「本人」からが19件、「警察」からが13件などとなっています。

富山県は虐待の疑いが見られる場合は相談してほしいと呼びかけています。