潜伏のサインは「血糞」
メスは生涯に500個もの卵を産み、繁殖力が強いという厄介なトコジラミ。家の中に潜んでいるか見つける方法はないのでしょうか。

県ペストコントロール協会 深沢恵介さん:「サインとしては食料が血液になりますので『血糞』て言いまして、隠れる隙間周辺に点々と血のふんがつくと。日中明るい時に『血糞』という黒い点々がないかどうかそういうのを見つけるのがポイントになります」

一見、カビのようにも見えるこちらがトコジラミのふん、『血糞』で、生息にあたり、部屋が清潔かそうでないかは関係がありません。

深沢さんはこうした血糞を見つけた際に気をつけてほしいのが殺虫成分の煙を部屋中に拡散させるくん煙剤による駆除だと言います。
県ペストコントロール協会 深沢恵介さん:「場合によってはですね、それがトコジラミをほかの部屋へ拡散させる可能性を考えなければいけませんので、いわゆる残効性と言ってますけど、長く効くタイプの薬剤を使って隠れていたトコジラミが出てきてもその薬剤に触れて効果が出るという対策も必要になってきます」

深沢さんによると、市販のくん煙剤にも殺虫効果はありますが、煙を嫌がるトコジラミが家全体に拡散する恐れがあり、使用はお勧めできないということです。そのため、残効性が強い専門の薬剤が必要だとしています。


生息場所が拡大すると、それだけ駆除も困難になるトコジラミ。見つけた場合は専門の駆除業者へ依頼が必要です。

