新たなトレンド…“旅×ふるさと納税”
では、富山に寄付を呼び込むのは難しいのでしょうか。いま、あるトレンドが…。

返礼品として肉や海産物が「鉄板」で人気がある一方、そうした「ぜいたく品」とは相反するものの人気が今、高まっています。


さとふる広報担当 大場さくらさん:「昨年から続いている物価高の影響がふるさと納税のお礼選びにも現れておりまして、最近では日用品・雑貨カテゴリーの返礼品の寄付が伸びております」

「さとふる」の検索ワードランキングでは、1位がお米、2位がトイレットペーパー。ことし1月から5月の寄付件数は、この2年でお米が1.5倍。トイレットペーパーが5倍に増えました。


また、いま返礼品で勢いを増しているのが…。
さとふる広報担当 大場さくらさん:「ことしから新型コロナウイルスが5類感染症に移行したこともあり、いままさに夏休みも始まったタイミングで、旅行の機運が高まっています。ことし1月とGWの5月で旅行券チケットカテゴリーのお礼寄付件数を比較したところ約2倍に増えていました。“旅×ふるさと納税”というのが新たなトレンドになっているのではないかと思います」

例えば、県内でも…。
黒部市では黒部峡谷鉄道トロッコ電車のペアチケットが5万円で。また県では、神通川でアユの友釣りができるシーズンクーポン券が4万6000円。


上市町は、滝行が体験できて、名物のそうめんと入浴券がセットとなったプランが2万円で。というような旅行チケット、体験型の返礼品も用意されています。

“旅×ふるさと納税”という新たなトレンドの波に乗れるかが最下位脱出のポイントと言えそうです。
