2026年度の完成を目指していた富山地鉄本線の高架化が2年ずれ込むことが明らかになりました。総事業費も124億円から205億円に大きく上振れしています。

これは23日行われた富山県議会予算特別委員会で五十嵐務議員の質問に対して市井土木部長が答えたものです。

電鉄富山駅を含む事業区間およそ1キロにわたっての富山地鉄本線の高架化について、2026年度に完成する予定でしたが、基礎工事に時間がかかることや特殊なクレーンの調達などがあり2028年度にずれ込むということです。

また、総事業費について当初は124億円と見込んでいましたが、資材費の高騰に伴い205億円に上振れ。富山地鉄の負担金5億円についても上昇するとの見解を県は示しています。

これによって北陸新幹線やあいの風富山鉄道線など「富山駅付近連続立体交差事業」は2029年度にずれ込む見込みです。