防犯カメラがとらえたのは、自作の道具を使って2時間もさい銭箱をあさる男の姿でした。被害に遭った神社の中には、犯人に手紙を書いたり償いの草むしりをさせたりと、さい銭泥棒を改心させようとする宮司もいますが…。

これは、午前1時45分ごろ、神社の防犯カメラがとらえた映像。さい銭箱をあさる男の様子がはっきりと映っています。

新川神社 舩木信孝宮司:「真っ暗なところですよこれ。いま小道具出して、手口も全部わかる

被害に遭ったのは、富山市の新川神社。男は長い棒のようなものを持参し、その先端に粘着テープのようなものを取り付けました。そして…。

舩木宮司:「ほら、今とったでしょ。お金お金」

棒の先には1枚のお札が…。男はその後も、ときおり周囲の様子をうかがいながら繰り返し、さい銭箱をあさり続けます。犯行は約2時間に及び、男は午前4時前に、現場を去りました。

舩木宮司:「どこから入ってきたのか皆目わからなくて、正面は鉄の扉だから絶対開けられないしと思っていたら、こっちからサッとカメラに映っていたから、あーここかと…」