富山市の小中学校再編計画に関する住民説明会が先週末、細入地域と大沢野地域で開かれました。特に小中学校が地域に1校ずつしかない細入地域の住民からは「学校のある田舎だから魅力があり、地域に学校を残したい」という声が相次ぎ、真剣な議論が交わされました。


細入地域の説明会には保護者や地元住民およそ150人が出席しました。細入地域では地域唯一の小中学校、神通碧(じんづうみどり)小学校と楡原(にれはら)中学校がどちらも再編の対象で、地域内に再編先がないことから隣り合う大沢野地域の小中学校と統合する案が示されています。



富山市の担当者:
「細入地域の児童数の推移は、令和2年度時点ではピーク時の約2割程度まで減ってきている」



21日は市の担当者が、少子化や教員の負担軽減などに触れ、再編の必要性を説明しました。

その後の意見交換で、保護者たちは…

保護者男性:
「うちの子はきょう無理に連れてきたわけではありません。行くかと聞いたら行くって自分で言いました。小規模だからといって自主性が育たないことはないと思います。十分にそれはできていると僕たちは感じているので、それを一方的に奪うのはやめていただきたい」




説明会に参加した児童に聞いてみると…
「(統合は)やめてほしいなと思いました。友達は少ないけど、授業とかが楽しい」

保護者女性:
「私は統合するかもしれない大沢野からお嫁に来ていて、実際にここに住んで子育てしてみて、この子たちにこれからも通わせてあげたいなと心の底から思っているのに、学校なくなりますよと言われると悲しいし不安だし…」


また、地域の可能性を見すえた具体的な提言も出されました。

移住者の女性:
「ここは学校のある田舎だから魅力がある。(岐阜県)飛騨市とか長野県とかはどんな小規模でもなくさないと言っているところがたくさんあって、そういうところに移住者がめちゃくちゃ増えています。これからは田舎がすごく輝いてくる時代だと思うので、そうなるために絶対残すべきだと思います」



保護者男性:
「減少が見込まれるのを指くわえて見ながら、学校をグラフの予測どおりに潰していくんじゃなくて、予測が外れて、人口がもっと上がるように知恵を絞るのが、住民と行政両方の責任ではないでしょうか」



「ただ学校残してくれだけじゃなくて、いかにこれを機会に地域を盛り上げられるかだと思っています」

富山市教育委員会は今月28日までに各地域で説明会を実施したあと、改めて再編の方向性を示す方針です。